矯正治療と抜歯について

      2018/01/20

矯正治療のために歯を何本か抜いて治療をする事があるのは皆様もご存知かと思います。

当院ではできるだけ歯を抜かないで治療する方針をとっています。全ての永久歯がそろった状態でよい歯並びや咬み合わせになっているのが、最も機能的にも審美的にも好ましいと考えるからです。

しかし、全ての症例で歯を抜かずに治療ができるわけではありません。患者様の年齢や、歯並び・咬み合せの状態によっては抜歯をせざるを得ない場合もあります。

そもそも、矯正治療でなぜ抜歯が必要になるのでしょうか?
一番多いのは、顎の骨の大きさと生えてきた永久歯の大きさ(横幅)がうまくあわずに、歯が並ぶスペースが不足して、歯並びがでこぼこになってしまっている場合です。多少のでこぼこなら歯並びを拡げて並べることができますが、不足のスペースが多い場合には抜歯が必要となります。
次に出っ歯(上顎前突)の場合です。出ている上の前歯を引っ込めるためのスペースを抜歯で獲得することがあります。
また、受け口(下顎前突)の場合も、出ている下の前歯をさげるために抜歯が必要な場合があります。

これらの抜歯は成長のたくさん残っている小児(6~8歳ごろ)であれば、早いうちから適切な矯正治療をすることで避けることができます。

歯の並ぶスペースが不足している場合は、歯並びの横幅を拡大することで問題解決をする事ができます。成長期であれば単に歯が動くだけでなく、顎の骨の成長を伴って拡げることができます。そうすることにより、抜歯を回避することが可能となるのです。

次に上顎前突の場合ですがこれも成長期の小児であれば、上顎の成長を抑制したり、下顎の成長を促進させたりする矯正治療を行うことで、咬みあわせを良くしてゆき抜歯をしないで治療することができます。
また、反対咬合の場合も同様に、上顎の成長を促進したり、下顎の成長を抑制したりすることで抜歯を回避できる場合があります。

このように、早い時期から矯正治療を始めることは治療結果をより良くするだけでなく、抜歯の確率を大幅に減らすことに繋がります。

当院では小児期からの矯正治療に積極的に取り組んでいますので、早めのご相談をお勧めします。

では、成長期を過ぎた方の場合はどうでしょうか。
確かに小児期ほど有効な手段が多くはありませんが、歯並びの側方拡大や奥歯の後方移動は、ある程度できます。したがって、成人であっても抜歯をしない治療法をまず考えるようにしています。その上で、どうしても抜歯が必要な場合のみ抜歯をするようにしていますので、まずはご相談に来られて下さい。


かねがえ矯正歯科クリニック:http://www.kanegae-ortho.net

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