院長あいさつ
長年にわたり矯正治療を行ってきた歯科矯正のエキスパート
こんにちは。
かねがえ矯正歯科クリニックの院長 鐘ヶ江 晴秀です。
わたしは昭和大学・明海大学の歯学部矯正科の助教授・教授として多くの治療に接してきた経験をもとに、一人ひとりの患者さまに矯正治療を専門に行う歯科医院として、その方に応じた治療をご提案するように心がけています。
そのためには患者さまと徹底的に話し合い、患者さまのご希望を可能な限り取り入れ、治療方針にご同意いただいてから治療を実践します。歯並びや噛み合わせでお悩みの方、ぜひ一度ご相談ください。ご希望に応じた治療法をご提示できるよう努めます。
医療従事者は人の役に立つ仕事
わたしは姉4人・兄1人の6人きょうだいの末っ子で育ちました。末っ子とはいえ男の子には厳しくて、両親は顔を見るたびに「勉強しなさい!」ってうるさかったんですよ。でも勉強や試験が大嫌いで、授業が終わるとランドセルを背負ったまま友達と道草をして帰ってくるような子どもでした。
兄は優秀で3歳しか離れていなかったので、いつも比較されていましたね。その反発心もあったのかもしれませんが、幼い頃から組織の中で働くことは自分に向いていないと感じていました。
父は不動産鑑定士をしていましたので、人の役に立つ仕事をしていました。そんな影響があってか、将来は人の役に立つ専門職に就きたいと思っていましたね。
「人の役に立つ」といっても、あまりにも漠然とし過ぎていますよね(笑)。そんな中でも人の役に立つことがリアルに感じられる職業が医療従事者でした。医者や歯医者のように病んでいる人を治したい。そんな気持ちが生まれ、歯科医を目指すようになりました。
ダイナミックに動かす矯正治療の面白さ
口腔外科か矯正歯科どちらに進むべきか。専門性の高い治療を行いたかったので、どちらを選ぶか真剣に悩みましたね。わたしが大学で学んでいたのは今から30年以上も前の時代です。当時は歯科の中で専門性がある診療科目は口腔外科、小児歯科と矯正歯科だけでした。他は一般歯科でひとくくりにされていたんです。
口腔外科は口腔がんなどの治療ができて魅力的だったのですが、矯正治療の将来性に惹かれ、歯科矯正を行う道を選びました。
矯正歯科の面白さは、ダイナミックに人の口の中の状態を変えられることだと思います。歯の位置や顎の大きさを変えていくのは、一般歯科ではできないことですよね。そういう意味では専門性があってやりがいがある仕事だと思います。
ただその反面、難しい症例に直面したとき「自分の手には負えないから他の先生のところで診てもらってください」とは口が裂けても言えないんですよ。専門性が高いゆえに頼るところがない…我々矯正医が悩むところですね。
だから夜寝る時は絶対に治療のことは考えないようにしています。あの場合はどう動かせば…なんて考え出したら眠れなくなったことが何回もあったんです。だから敢えて考えないようにしていますね(笑)。
医療のあるべき姿を追求口蓋裂治療への取り組み
大学時代、口唇口蓋裂の治療に取り組んでいる教授がいました。歯科医療に信念をお持ちの方で、医療の本来あるべき姿をわたしに教えてくれました。先生からはたくさんのことを学びましたが、特に心に深く残っている言葉があります。
「治療というものは、一番必要とされている人にやるべきだ。もっとも治療を必要としている患者さまは、先天異常のために噛み合わせや歯並びがひどく、困っている人たちだ。」
この教えがもとでわたしは口唇口蓋裂の研究・治療に力を注いでいくようになりました。最近の歯科医院はビジネス化していく風潮にあります。否定するつもりはありませんが、本来の医療と少し道がそれているような気がします。
我々歯科医師の使命は、本当に治療を必要としている患者さまに対して、自分が持っている技術や知識を提供し、その人を幸せにすることだと思います。
難症例の治療は難しく時間と労力がかかります。それでも必要とされている人たちのために、わたしの持っている力を発揮することが、医療従事者としての務めだと思います。
患者さまの心を汲み取る治療を心がける
矯正治療は治療期間が長いため、患者さまとのお付き合いも長期化することがしばしばです。8歳頃から治療を始めると20年近いお付き合いになりますので、矯正が終わる頃には一人前の大人に成長しています。
女性の患者さまの中にはご自分の結婚式の写真を送ってきてくれる方もいるんですよ。笑顔が似合う花嫁さんを見ると、本当に嬉しくなりますね。
矯正治療をする方は、みんな何らかのコンプレックスを抱えています。明るく振る舞っている方はいらっしゃいますが、カウンセリングをしていると患者さまの気持ちが伝わってくるんですね。
口の中に慣れない装置を入れ、高い費用をかけてまで治療をするんですから、我々歯科医師は患者さまの心をきちんと汲み取っていかないとダメだと思うんですよね。だからこそ患者さまの気持ちに応えてあげられるように、精いっぱい対応していきたいと思っています。
院長経歴
かねがえ矯正歯科クリニック院長:鐘ヶ江 晴秀
1976年城西歯科大学(現 明海大学歯学部)卒。歯科開業医に1年間勤務の後、1977年より昭和大学歯学部歯科矯正学教室入局。助手、講師、助教授を歴任。この間、1988年には歯学博士の称号が与えられる。
1993年開業のため退職。1994年東京都町田市に「かねがえ矯正歯科クリニック」を開設し院長となる。多くの患者さまに恵まれ臨床に従事していたが、2000年に母校の明海大学歯学部歯科矯正学講座の主任教授に就任したため、「かねがえ矯正歯科クリニック」を代診に託す。大学では教育・研究とともに先端的な矯正治療に従事し、最新の技術を用いた多くの症例を経験した。
またこの間、学会等でも活躍し、日本矯正歯科学会理事、東京矯正歯科学会会長、日本顎変形症学会評議員、日本口蓋裂学会評議員などを歴任している。
2010年3月大学を退任し、4月より「かねがえ矯正歯科クリニック」に復帰。
【経歴】
1976年:城西歯科大学(現明海大学歯学部)卒業
1977年:昭和大学歯学部歯科矯正学講座助手
1984年:昭和大学歯学部歯科矯正学講座講師
1988年:博士号(歯学)授与される
1993年:昭和大学歯学部歯科矯正学講座助教授
1993年:日本矯正歯科学会認定医・指導医
1994年:東京都町田市に「かねがえ矯正歯科クリニック」開設
2000年:明海大学歯学部歯科矯正学講座主任教授
2010年:かねがえ矯正歯科クリニックに復帰 現在に至る
成人矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
- 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2週間で慣れることが多いです。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
- 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
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- 最初は矯正装置による不快感や違和感、軽度の痛みは、数日から1、2週間で慣れることが多いです。
- 装置の使用状況、定期的な通院等、矯正治療は患者さまの努力が必要となります。それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、虫歯や歯周病のリスクが高まるため、丁寧なブラッシングや、定期的なメンテナンスが重要になります。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
- 治療中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題による影響で、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す際、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、被せ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態の被せ物(補綴物)や虫歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
- 治療後に顎の成長発育により咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずが生え、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせると咬み合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
- 骨格的な問題のある場合や予期せぬ成長のあるケースでは、外科的な対応が必要となる場合があります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。